【主婦のお金の悩み】共働きなのに家事を頼むと不機嫌になる夫。生活費は折半なのに・・・

今回ご紹介するのは「専業主婦になりたい(30歳)」さんのお悩み。
専業主婦になりたいさんは、結婚しても働いてほしいというご主人の希望で現在は共働き中、夫婦間でのお金の管理や家事分担について悩んでいると言います。
いくら夫婦と言えども、お金に関する問題は後々大きなトラブルにつながることもありますから、早め早めに解決しておきたいものですね。
夫婦のお金の管理と家事分担
「専業主婦になりたい(30歳)」さんのデータ
・夫 33歳 年収450万
・私 30歳 年収300万
・夫婦共に土日祝が休み
・子供なし
結婚するときに仕事は続けてほしいと言われたので、現在もフルタイムで働いています。
平日の帰宅時間は、私は早いときだと19時くらい、月の半分くらいは20時を過ぎ22時ごろになる日もあります。
夫の帰宅時間は20時~22時くらいと、基本的に私の方が帰宅時間が早いため夕飯の支度や掃除洗濯は私がしていますが、夫はご飯を食べてソファでゴロゴロしたら就寝。
食べ終わった食器のあと片付けなど家事はしてくれませんし頼むと不機嫌になります。
現在、家賃は折半で食費・光熱費は共通の財布から出し合い、手元に残るお金はそれぞれ自由に使っています。
そろそろ子供がほしいのですが、今の職場だと産休を取るのが難しいため退職して専業主婦になりたいと考えています。
でも、私が専業主婦になると自分の手元に残るお金が減るからか、夫は子供を作ることについてあまりいい顔をしませんし、現在すでにお金の管理や家事分担についてお互いに不満を持っているので、まずはそれを解消するべきかなと思っています。
結婚前にきちんと決めていなかったので、これから話し合いをしてお互いに納得のいく生活を送りたいのですが、共働き夫婦で収入に差がある場合、家事分担はどのようにするのが一般的なのでしょうか?
また、お金の管理やそれぞれの負担額はどのように決めるものなのでしょうか?
もちろん、夫婦で話し合って決めることが大切だと思いますが、世間でうまくいっている例などがあれば是非教えていただきたいです。
共働きでも家事の8割は妻
大手ウエディング会社が行った調査によると、共働き夫婦でも家事の8割は妻が行っているというデータがあります。
中でも、炊事はほとんどのカップルが「妻が担当」と回答しており、世間ではまだまだ家事は女性のほうが得意であることがうかがえます。
では、それだけ多くの妻が家事分担に不満を抱えながら暮らしているのかというと、実際に不満を感じている妻の割合は16%、どちらでもないという妻が20%で半数以上の妻は満足しているようです。
不満を感じている妻と満足している妻、この違いは一体どこにあるのでしょうか。
それは、「夫が感謝の気持ちを口にしてくれる」「得意なことはやってくれる」からだと言います。
分担や平等にこだわりすぎると、やらないことに対する不満が大きくなってしまいますが、お互いに相手の状況を見てできることはやろうという気持ちでいるほうが上手くいくのかもしれません。
また、感謝の気持ちを日ごろから言葉や態度で伝えるのも大切です。
夫婦のお金の管理方法
夫婦がお金の管理でケンカになりやすいパターンとしては、主に、お小遣い制で欲しいものが買えない、相手が断りなく高価なものを購入していた、何にお金が使われているのかが分からない(教えてくれない)などがあります。
こうした夫婦間でのお金のトラブルを避けるためには、お互いにお金の流れが見える状態になっていることが大切。
また、お小遣いは毎月いくらと決めるよりも、必要なものや欲しいものがあるときはその都度話し合って決めている夫婦のほうがトラブルは少ないようです。
お互いが資産やお金の流れをしっかり把握できていれば、ムダな出費もおさえられます。
今回ご紹介した専業主婦になりたいさんご夫婦のように、共働きで収入に差がある場合は、家賃・食費・光熱費を入れる割合は収入にあわせて決めても良いかもしれませんが、家事の分担同様に平等にこだわりすぎるとかえって上手くいかないケースもあります。
困ったときや大変なときこそ「お互い様」と感謝の気持ちを忘れずにいたいものですね。